境内の墓地に行く入り口の門の上に掛かっている「涅槃門」。
釈迦は29歳で出家し、35歳で悟りを得、布教の日々を送って80歳で亡くなった。
従って35歳を「涅槃」(悟りの境地)に入った・・ということもある。
しかし一般的には亡くなった時を「涅槃」と言っている。
それで現世とあの世を結ぶ入り口に「涅槃門」。
軽々しく「涅槃」なんて言えない、重い言葉。時はお盆。門をくぐって、ご先祖様が帰ってくる。
いつかはこの門をくぐる私たち。
悟りを得られるか・・なんて悩むことはない。現世を生き抜くことが「悟り」だから。