聖徳太子「聖霊会」  しょうりょうえ

聖徳太子は622年、2月22日に49歳で亡くなりました。
今は陽暦で3月22日に聖霊会(しょうりょうえ)」が行われています。(大阪・四天王寺、奈良・法隆寺は太子が建立されましたので聖徳宗です。)

太子は幼少の頃から戦いの中にあって、争いのみにくさと平和の大切さを感じ取り、「和を以て貴しとなす」との書き出しではじまる「憲法十七条」を制定しました。
また、寺院を建立して国内統一に尽力されました。
死に臨んで周囲の人に「諸悪莫作、諸善奉行 しょあくまくさ、しょぜんぶぎょう(もろもろの悪しきことをなさず、もろもろのよきことを行なえ)」と告げられました。
妻には「世間虚仮、唯仏是真 せけんこけ、ゆいぶつぜしん(よのなかのものすべてむなし、ただ仏のみ真実なり)」と残しました。
太子の仏教に対する理解の深さをしめすものとして、この言葉は高く評価されています。