仏事の心得18か条⑬
神式の玉串奉奠は仏式の焼香に当たる
仏式の告別式に当たるものが、神式の「葬場祭」である。
参会者は、焼香の代わりに玉串(木綿または紙をつけた榊の枝)を捧げる。
【玉串の供え方】
①遺族と斎主(祭主・神官)に一礼し、斎主の渡す玉串を受け取る。
②右手で枝(根)のほう、左手で葉のほうを下から受ける。
③霊前に進み、目の高さまで玉串を捧げて拝礼(1回)する。
④玉串は葉表が上、枝のほうが霊前に向くよう台の上に供える。「玉串立て」に立てる場合は、 紙垂または絹のほうを霊前に向ける。
⑤遺影を正視して、二拝・二柏手・一拝が正式であるが、普通は二柏手・一拝でよい。 柏手は一年祭までは「忍び手」といって音を立てない。
⑥霊前を向いたまま四、五歩後ずさる(くるりと後ろを向くのはいけない)。座礼の場合は、 少しいざるように下がり、向きを変える。
忌と喪と斂より