人事は棺を蓋(おお)いて定まる

「人事は棺を蓋いて定まる」

人間の是非善悪は死後はじめてその真価が定まるのであって、生前の地位・名誉・評判などは
あてにならないということ。

有る程の 菊投げ入れよ 棺の中
               夏目漱石

お釈迦様がクシナガラの沙羅双樹の木の下で亡くなられた時、悲しみのあまりあたりの樹々が
枯れて白くなった。
それはまるで白い鶴のようで、そこからお坊さんの死を「鶴林(かくりん)」という。

誰でも「死に花」を咲かせる人でありたいが、そんな人に私はなりたい・・・。