ダライ・ラマ14世
もう、ずずっーと前の話、ダライ・ラマ14世がお寺に約10日間滞在された。
その時に食事などのお世話をした。
ただ運ぶ・・だけではない。
作ってお出しするのだ。
お付きのインド仏教徒の人2人の計3名に次々来る面会の人など20人分のカレーを作ったりした。
師がベジタリアン(菜食主義)だったか忘れたが、何でも召し上がったような気がする。
今思い出そうにも、あの狂騒の10日間は夢中過ぎて断片しか記憶にない。
師は温厚で観察力に優れていた。
人心が読めた。
途中、広島とかに出かけられて体調をくずされた時でも、人が来れば布団の上でアグラしてでも対応された。
そして別れの日、「世界ウルルン滞在記」の逆で私は涙が止まらない。
疲労困憊しているのに、どうしたことかオイオイと泣ける。
師は礼を言って空港に向かわれた。
私の料理が口に合う訳がないから、随分我慢されただろう。
体重も減ったかも知れない・・・。
師のニュースを見ると、今もって「赤面のお接待」を思い、下を向いて詫びた・・・。