「お地蔵さまの本」  絵馬師 殿村進

「襤褸(らんる)」 あるときは襤褸(らんる)の心 縫わんとしき  襤褸の心 さらされていよ   武川忠一(折々のうた)

 

襤褸(らんる)とはボロボロの着物という意味です

心は傷つきやすいものです

人には見せないところでズタズタに破れていることもあります

その傷口をある時はなんとか縫いつくろうとしたものでした

だが心よ むしろ今は ボロをさらして決然とあれ

        

 

 

 

 

 

絵馬師  殿村進